密閉容器内で酸素の制御放出が可能であるように考案された、放射性物質の運搬および/または貯蔵装置
专利摘要:
本発明は、密閉容器(8)と、前記密閉容器を保護するシステム(12、16)と、を含み、前記システムが、水素および酸素を再結合して水とする、前記密閉容器内に配置される触媒手段(12)を含む、放射性物質(10)の運搬および/または貯蔵装置(1)に関する。本発明によれば、前記密閉容器を保護する前記システムが、さらに、前記密閉容器(8)内における酸素の制御分離装置(16)を含む。 公开号:JP2011506990A 申请号:JP2010538753 申请日:2008-12-19 公开日:2011-03-03 发明作者:パスカル アバディ;エルベ イザール;ヴァランタン ロール 申请人:テーエヌ・アンテルナシオナルTN International; IPC主号:G21F9-36
专利说明:
[0001] 本発明は、概して、放射性物質の運搬および/または貯蔵装置において規定される密閉容器の保護の分野に関する。] 背景技術 [0002] 放射性物質を含む密閉容器では、水または固体または液体水素化化合物の存在下で、放射性物質から放射される放射線が、放射線分解により、前記水の一部の水素および酸素を含む種々のガスへの変換を誘発する。] [0003] 容器内での水素の存在は、可燃性、爆発性、および圧力上昇の危険性の高さの理由から、運搬および/または貯蔵装置の安全性を明らかに損なうため、通常、この水素の除去が要求される。] [0004] この目的のために、密閉容器は、酸素および水素を再結合して水にする触媒(または触媒水素再結合装置)が備えられてもよく、それに接することで、触媒水素酸化メカニズムにより、水素は密閉容器内の酸素と結合し、水となる。] [0005] この触媒酸化原理は、密閉容器に最初に含まれる酸素を完全に使い切るまで機能する。しかしながら、酸素が不十分な濃度で密閉容器内に残ると直ちに、過剰水素の存在により生じる、上述した可燃性、爆発性および圧力上昇の危険性が再発する。] [0006] 酸素の不足を補うために、一つの解決法は、特に特許文献1に開示されるように、例えば、気体酸素の固形ソースから成る酸素の分離手段の、密閉容器内への当初の導入から成る。この固形ソースは、過酸化物の形態を取り、密閉容器内で作られる水との接触により、気体酸素を放出する。] [0007] 従って、酸素は、通常、容器内で発生するが、量が制御できないため、上述した危険性を伴う、酸素の欠乏と、従って過剰な非再結合水素の発生を免れない。] [0008] また、放射性廃棄物貯蔵装置における内部圧力の低減装置を記述する、従来技術の特許文献2が知られている。この装置は、サイドボディに開口して、または核廃棄物貯蔵装置のカバーに開口して配置されるチャンバーを含んでいる。このチャンバーの内部には、触媒が収容され、貯蔵装置の内部貯蔵空間に連結される開口を含み、その中に焼結金属キャンドルが置かれる。触媒は、金属金網、水蒸気透過性プレート、または焼結金属カバーにより、外部から分離される。] [0009] 貯蔵装置内で作られる水素は、焼結金属キャンドルを通過し、空気中の酸素により水素が酸化されて水となる触媒に到達する。使用される触媒は、例えば酸化アルミニウムで作られた例えば不活性物質上のパラジウム等の、貴金属を含む。] [0010] 本書類に記述される解決法においては、内部貯蔵空間が、酸素の外部ソースを提供する外気と繋がる必要性から、この空間の閉鎖、密閉、および密着が成され得ないことを考慮すれば、放射性物質の運搬および/または貯蔵装置の密閉容器の形成は検討されない。] 発明が解決しようとする課題 [0011] このように、本発明の目的は、先行技術の実施形態に関する上述した短所を少なくとも部分的に改善することである。] 課題を解決するための手段 [0012] この目的のため、本発明は、まず、密閉容器と、前記密閉容器を保護するシステムと、を含み、前記システムが、水素および酸素を再結合して水とする、前記密閉容器内に配置される触媒手段を含む、放射性物質の運搬および/または貯蔵装置に関する。本発明によれば、前記密閉容器を保護する前記システムは、さらに、前記密閉容器内の酸素の制御分離装置を含む。] [0013] 本発明により、放射性物質の貯蔵および/または運搬の間を通じて、密閉容器内での酸素の分離が制御され、前記密閉容器内での不十分なおよび/または過剰な酸素の危険性が有利に低減されてなくなる。] [0014] 密閉容器内での酸素の制御分離が、自動的であってもなくてもよいことに留意されたい。後者の場合、特に、オペレーターが、外部から、容器内での酸素の供給を手動で開始および/または停止可能な手段から成ってもよい。さらに、低酸素濃度の検出に続いて、酸素分離が、好ましくは、手動または自動で作動する間、この作動が、例えば複数の既定時間で、すなわち、好ましくは均一な既定時間間隔で、異なって実施されてもよい。さらに、本発明は、制御分離可能などのようなタイプの酸素分離手段とでも作動し、これらの手段は、密閉容器の内部または外部に配置されてもよい。これは、例えば、酸素の固体、液体または気体ソースから成ってもよく、密閉容器内に配置される場合、運搬および/または貯蔵装置の閉鎖前に内部に導入されるのが好ましく、その結果、内部に永久的に残存する。] [0015] このようにして、酸素の制御分離装置は、放射性物質の運搬および/または貯蔵装置の密閉容器の保護システムの不可欠な一部である。とは言うものの、本システムは、本発明の範囲を外れない、他の能動的手段を含んでもよい。例えば、この能動的手段は、酸素と水素とを再結合して水とする触媒だけでなく、容器内の水の存在を制限する乾燥剤を含んでもよい。実際、この存在は、危険性の高い腐食を生じるため、上述した乾燥剤を用いて、それを取り除く、すなわち、水を除去することが必要であることが分かっている。図例のように、再結合触媒は、特に、プラチナまたはパラジウムでコートされた触媒から選択されるのが好ましく、触媒作用および所望の乾燥を共に可能な、酸化アルミニウムに蒸着されたパラジウムの形態を取ってもよい。] [0016] 当然、これらの能動的手段は、運搬および/または貯蔵装置の密閉容器内で除去される要素のタイプにより、前記容器を浄化および/または保護するために、決定および選択される。] [0017] 好ましい一実施形態によれば、前記酸素の制御分離装置は、 −前記密閉容器内の酸素濃度のデータ取得手段、 −前記密閉容器内で酸素を分離する制御可能な酸素分離手段、および −前記酸素分離手段の制御手段、 を含む。] [0018] この場合、酸素分離制御は、密閉容器内での酸素濃度のデータのトラッキングから、酸素が手動または自動で分離されるように生じるのが好ましい。さらに、後述するように、酸素濃度のデータは、酸素濃度自体に関連して、または、酸素濃度に相関する、容器内にある他のガスの濃度に代替的に関連してもよい。] [0019] 前記酸素濃度のデータ取得手段は、前記密閉容器内の酸素濃度値を提供するように、前記制御手段に接続され、前記制御手段は、前記値が既定酸素濃度閾値を下回る場合に、前記分離手段に好ましくは既定量の酸素分離を指示するように考案されることが好ましい。] [0020] この好ましい構成により、濃度が、例えば、密閉容器の体積の2〜10%、より好ましくは該体積の3〜6%に設定された既定閾値を下回る場合、制御手段は、自動的に、酸素の分離を指示する。例えば、酸素分離が一度指示されると、検出手段により提供される酸素濃度の値が上述した閾値以下の間、それは維持されてもよい。このような場合、酸素の分離は、閾値に達した場合に停止し、さらなる酸素の分離は、検出値が再び規定閾値を下回る場合にのみ指示される。] [0021] または、酸素分離が一度指示されると、規定量の酸素が容器内に導入され、前記既定量が、例えば、前記密閉容器内での分離後、酸素濃度が5〜60%、より好ましくは20〜30%の間の値に上昇するように設定されることを保証することができる。] [0022] また、前記酸素濃度のデータ取得手段は、前記密閉容器内の酸素濃度を検出する検出手段、好ましくは酸素濃度センサータイプである。とは言うものの、酸素濃度のデータ取得手段が、酸素濃度を直接検出するように考案されておらず、該濃度が、容器内の他のガスの濃度値のような、それに相関する一つまたは多数の他の値ベースで間接的に得られる代替解決法が構想されてもよい。酸素濃度のデータを取得する適切な手段を用いて直接濃度が検出可能なこれらのガスは、特に、水素および一酸化炭素、または炭化水素、I2、Cl2またはCO2を含む。そして、当業者に自明な試算法および/または演算法が、一つまたは多数のこれらの検出濃度値ベースで用いられ、前記密閉容器内の酸素濃度のデータを得て、同値を既定酸素濃度閾値と比較する。] [0023] また、前記密閉容器内の酸素濃度を検出する検出手段を用いる好ましいシナリオでは、前記手段は、前記密閉容器内に配置される、一つまたは複数の酸素濃度センサーを含むことが好ましい。複数のセンサーの場合、解決法は、均一性に欠ける場合の容器内の平均酸素濃度を推定するのに有効である。] [0024] 前記酸素の制御分離装置は、多数の酸素分離を、時間をおいて実施可能に考案され、前記値が前記既定酸素濃度閾値を下回る場合に、各酸素分離が、前記制御手段により指示されるのが好ましい。このタイプの構成の利点は、複数回連続して密閉容器を満たし、その結果、内部での酸素圧力の急増なしに、容器内で生じた水素の触媒的再結合を連続して可能とする能力にある。また、この原理は、例えば開始/停止により複数回連続して動作可能な酸素の単一ソースにより、または、例えばそれぞれが所与の分離に貢献する複数の酸素ソースで実施されてもよい。とは言うものの、単一の酸素分離の間、複数のソースを作動するような、他のシナリオも構想可能である。] [0025] この点に関し、前記酸素分離手段に用いられる技術に関わらず、前記手段は、前記密閉容器内に配置される、多数の気体酸素のソースを含み、前記制御手段は、順次動作を指示することができるように、前記ソースに接続されるシーケンサーを含むのが好ましい。] [0026] この連続分離の前提で、前記制御手段は、2つの直接連続する酸素分離の間の最小時間間隔を設定するように考案されることが好ましい。これは、所与の分離直後に、一つまたは複数のタイムリーでない分離を生じることを回避することを可能とする。実際に、既定量で指示された酸素分離が緩やかに実施され、酸素濃度センサーが閾値以下の値の提供を続ける場合に、この分離後に、この危険性が存在する。酸素分離後の、密閉容器内での酸素濃度の緩やかな均一化においても、これは生じ得る。] [0027] 例えば、この目的のために、前記制御手段は、各酸素分離後に、好ましくは自動的に作動する、時間遅延器を含む。この時間遅延器は、例えば24時間等の、数時間の遅延時間を適用することができる。] [0028] 上述したように、前記の全特徴は、直接的または間接的に検出される既定酸素濃度の値のトラッキングによるだけでなく、密閉容器内の酸素濃度データを間接的に提供する水素濃度のトラッキングによっても実施可能である。] [0029] この点に関し、前記酸素濃度のデータ取得手段は、密閉容器内の水素濃度値を提供するように、制御手段に接続され、前記制御手段は、前記値が既定水素濃度限界を超えた場合に、分離手段に、好ましくは既定量で、酸素の分離を指示するように考案されることが想定可能である。] [0030] この好ましい構成で、制御手段は、水素濃度が既定限界を超えた場合、酸素の分離を自動的に指示する。例えば、酸素分離が一度指示されると、検出手段により提供される水素濃度値が上述した限界を超えている間、それを維持可能である。このような場合、酸素分離は、限界に達した場合に停止し、さらなる酸素の分離は、検出値が再び規定限界を超える場合にのみ指示される。] [0031] または、酸素分離が一度指示されると、既定量の酸素が容器内に導入されることを保証することができ、前記既定量は、例えば、前記密閉容器内の分離後に、水素濃度が制限以下の既定値に低減するように設定される。] [0032] また、前記酸素濃度のデータ取得手段は、前記密閉容器内の水素濃度を検出する検出手段、好ましくは水素濃度センサータイプであるのが好ましい。とは言うものの、水素濃度のデータ取得手段が、水素濃度を直接検出するように考案されておらず、該濃度が、容器内の他のガスの濃度値のような、それに相関する一つまたは多数の他の値ベースで間接的に得られる代替解決策が構想されてもよい。そして、当業者に自明な試算法および/または演算法が、一つまたは多数のこれらの検出濃度値ベースで用いられ、前記密閉容器内の水素濃度のデータを得て、同値を既定水素濃度閾値と比較する。] [0033] また、前記密閉容器内の水素濃度を検出する検出手段を利用する好ましいシナリオでは、前記手段は、前記密閉容器内に配置される、一つまたは複数の水素濃度センサーを含むことが好ましい。] [0034] 最終的に、酸素濃度のデータ取得手段は、上述したように、水素濃度値を実際に提供し、または、容器内に含まれる、水素および一酸化炭素、または炭化水素、I2、Cl2またはCO2を含む、一つまたは多数のガスの濃度値を提供することが明示される。] [0035] 前記制御手段は、前記密閉容器の外部に配置され、前記密閉容器の外部に配置される電源により起動されるのが好ましいが、これらの部位を、本発明の範囲を逸脱することなく、容器内に配置することもできる。] [0036] 前記酸素分離手段は、前記密閉容器内に配置される少なくとも一つの固形気体酸素ソースを含み、各固形ソースは、熱分解により気体酸素を分離可能な酸化化合物を含む。酸化化合物が塩素酸ナトリウムまたは過塩素酸塩であるのが好ましい、この技術的解決法は、小型であり、従って容器内に取り付け可能であるだけでなく、所与の固形質量に対する気体酸素分離量の正確な指標を示す事実により、完全に適している。] [0037] そのようなものとして、各固形ソースは、酸化化合物の熱分解の電気的作動システムを含むのが好ましく、前記作動システムは、同システムを作動可能な前記制御手段に電気的に接続される。] [0038] 本発明のさらなる好ましい実施形態によれば、前記酸素の制御分離装置は、 −前記密閉容器内で酸素を分離する制御可能な酸素分離手段、および −前記分離手段に、任意で条件に従い、多数の既定時間それぞれにおいて、多数の連続する酸素分離の実施を指示する、前記酸素分離手段の制御手段、 を含む。] [0039] このようにして、前記実施形態とは異なり、本実施形態は、酸素濃度が、後述するように分離指示を決定する条件に影響を受け得るが、容器内の酸素濃度のトラッキングではなく、既定時間間隔での連続する酸素分離原理に基づいている。もちろん、本発明の範囲を逸脱することなく、当業者により有益と見なされる他の条件が適応されてもよい。] [0040] とは言うものの、前記酸素分離手段の制御手段が、前記多数の既定時間それぞれにおいて、前記分離手段に、条件なしで、酸素分離を指示するように考案されるように構想されてもよい。] [0041] 他方、前記酸素の制御分離装置は、前記密閉容器内の酸素濃度のデータ取得手段をさらに含み、前記酸素濃度のデータ取得手段が、前記密閉容器内の酸素濃度値を提供するように、前記制御手段に接続され、前記提供値が前記既定酸素濃度値以下の場合に、前記制御手段が、前記多数の既定時間それぞれにおいて、前記分離手段に酸素の分離を指示するように考案されるように構想されてもよい。これは、酸素分離後、容器内の濃度が条件を満たすことを保証する。従って、各酸素分離前に検証されるこの条件は、運搬および/または貯蔵装置内の過酸素化の危険性を低減する安全姿勢を示す。] [0042] 前記酸素濃度のデータ取得手段は、前記密閉容器内の酸素濃度値を検出する検出手段であるのが好ましい。とは言うものの、この場合、前述した実施形態に対して想定される代替例も、適用可能である。同様に、前述した実施形態に関連して上述した制御酸素分離装置の他の構成部位も、この好ましい実施形態に適用可能である。] [0043] 指示された各酸素分離は、規定量の酸素の分離を生じるのが好ましい。] [0044] また、本発明は、密閉容器と、前記密閉容器を保護するシステムと、を含み、前記システムが、水素および酸素を再結合して水とする、前記密閉容器内に配置される触媒手段を含む、放射性物質の運搬および/または貯蔵装置の保護方法に関する。本発明によれば、前記密閉容器内で、制御酸素分離が自動的に実施されるのが好ましい。] [0045] 本発明のさらなる利点および特徴は、以降の非限定的である詳細な記述に出現する。] [0046] 本説明は、添付図面を参照して行われる。] 図面の簡単な説明 [0047] 本発明の好ましい実施形態による放射性物質の運搬および/または貯蔵装置の縦方向の概略断面図を示す。 図1に示す運搬および/または貯蔵装置に取り付けられる酸素分離手段の図を示す。 図2の酸素分離装置を含む制御酸素分離装置の動作を示すダイアグラムを示す。 さらなる好ましい実施形態における酸素分離装置を備えた図1と同様の図を示す。 図4に示す制御酸素分離装置の動作を示すダイアグラムを示す。] 図1 図2 図4 実施例 [0048] まず、図1を参照すると、本発明の好ましい実施形態の、コンテナとも呼ばれる、放射性物質の運搬および/または貯蔵装置1が確認できる。] 図1 [0049] 全体として、装置1は、側体2と、側体2に任意に一体化されるベース4と、その上に固定されて取り付けられるカバー6とを含む。これらの部品は、共に、密閉容器8を形成し、廃棄物コンテナとして、放射性物質10が収容される。] [0050] 装置1は、密閉容器8を保護するシステムを含み、このシステムは、まず、酸素と水素を再結合して水とする多数の触媒12、および、乾燥剤(図示せず)を含む、能動的手段を含む。図1に示すように、触媒12は、局所的な水素の集中を回避するように、容器8に分配されるのが好ましい。] 図1 [0051] さらに、密閉容器を保護するこのシステムは、放射性物質の運搬および/または貯蔵期間を通じて水素の触媒的再結合を実施させる目的の、容器8における酸素の制御分離用装置16を含む。その結果、装置16により可能となる制御酸素分離は、特に、容器内に当初含まれるすべての水素を使い切る、というシナリオの取り扱いを可能とする。] [0052] 装置16は、まず、容器内の酸素濃度を検出する検出手段20を含み、この手段は、容器8内に配置される一つまたは多数の酸素センサー20の形態をとるのが好ましいが、これらのセンサーは、場合によっては、当業者に知られたどのような形態を取ってもよい。] [0053] また、容器8内で酸素を分離する、制御可能な酸素分離手段22を含む。好ましい実施形態では、容器に収容されるこれらの手段22は、気体酸素の固形ソース24を多数含み、この固形ソース24は、塩素酸ナトリウムまたは過塩素酸塩等の酸化化合物を含み、熱分解により気体酸素を分離可能である。] [0054] 最終的に、装置16は、ソース24の制御手段26を含む。好ましくは、電子制御ユニットの形態の、これらの制御手段は、まず、手段28が接続されるセンサー20により連続的に提供される酸素濃度値の取得手段28を含む。また、この値と、例えば3〜6%の間で、好ましくは5%前後で設定される、容器内の既定酸素濃度閾値との比較を可能とする。] [0055] また、これらの制御手段は、ソース24に含まれる酸素の分離の指示手段30を有する。その結果、手段30は、ソース24の一つの熱分解を生じさせる、例えば電流等の信号を発生することができ、この信号は、ソース24に接続され、この信号をまだ使い切っていないこれらのソースの一つに送るために用いられる、シーケンサー32を通過する。実際に、装置16は、多数の酸素分離を、時間をおいて実施可能に考案され、各酸素分離は、ソース24の一つを活性化することのみにより実行されるのが好ましい。] [0056] この目的のため、制御手段26は、2つの直接連続する酸素分離の間、すなわち、2つのソース24の活性化の間の最小時間間隔を設定する時間遅延器34を含み、この間隔は、例えば、約24時間に設定される。] [0057] 制御手段26は、任意に一体化可能なその電源36のように、容器8の外部に位置するのが好ましいことに留意されたい。] [0058] その結果、図2に概略的に示すように、シーケンサー32と固形ソース24との間の電気接続35が、側体2を隙間なく通過し、また、このような接続は、センサー20と酸素濃度値の取得および比較手段28との間にも備えられる。] 図2 [0059] 上述したように、各個体ソース24は、熱分解により気体酸素を分離可能な酸化化合物40を含む。この酸化化合物は、塩素酸ナトリウムまたは過塩素酸塩のブロックから成ることが好ましい。この目的のために、各個体ソースは、電気熱分解作動システムを含む酸素カートリッジ/キャンドルから成ってもよく、このシステムは、場合により、点火ペレット42の形態を取る。ペレットに接続された有線電気接続35を介して手段30およびシーケンサー32から電気信号を受け取る点火ペレット42は、キャンドルの継電器44の燃焼を誘発し、完全に使い切るまで、塩素酸ナトリウムまたは過塩素酸塩40の熱分解を維持することができる。この分解により分離された気体酸素は、煤煙等のような、前記分解から生じる有害な種を捕獲するためのキャンドルのフィルタ46を通過する。] [0060] 塩素酸ナトリウムまたは過塩素酸塩のブロック40の質量は、熱分解の間に分離される気体酸素の量の精確な指標を与える。従って、制御手段26により発せられた酸素分離指示に従い容器内に導入される酸素の量は、容易に制御可能であり、その酸素の量は、前記密閉容器内での分離後に、酸素濃度が20%〜30%の値、好ましくは25%域に引き上げられるように設定されるのが好ましい。] [0061] 以下、特に図3を参照して、装置16の動作を説明する。] 図3 [0062] 容器内での放射性物質の貯蔵および/または運搬の間、センサー20は、手段28に対して、通常、連続的に、酸素濃度値を出力し、それは、同値を事前に定められた閾値と比較する。値が閾値より上である場合、何の動作も起こらない。他方、値が閾値を下回る場合、酸素の残留量が、容器内での水素の十分な触媒的再結合を保証するのに不十分であることを意味し、手段30により、酸素分離指示が自動的に出力される。シーケンサー32を介して、電気信号の形態であるこの指示が、使い切っていない固形ソース24の一つに送られ、同ソースの点火ペレット42を活性化する。そして、上述したように、気体酸素が、数リッターまでの既知の量でこのソースから分離される。この分離は、数分またはそれ以上かかってもよい。] [0063] 図3に概略的に示すように、酸素分離指示は、直ちに、タイマー34により適用される時間遅延に続き、24時間等の所与の時間間隔が経過するまで、さらなる酸素分離指示の出力が禁止される。その結果、この時間間隔の間は、センサー20により検出される酸素濃度の値が閾値以下の場合でも、ソース24を活性化するさらなる指示は出力されない。] 図3 [0064] 時間遅延が経過すると、センサー20により提供される酸素濃度の値は、通常、所望の制限値に近づき、従って、概して閾値より上となる。そして、検出値が再び既定閾値を下回るまで、手段28による比較が繰り返され、これは、前回後に、数日、数か月、または数年で生じてもよい。] [0065] 図4を参照すると、本発明の他の好ましい実施形態による、放射性物質の運搬および/または貯蔵装置1が示されている。この場合、装置16の制御手段26のみが、上述したものと異なっている。この点に関し、図において、同一の参照符号を有する部品は、同一のまたは類似する部品に相当する。] 図4 [0066] ソース24の制御手段26は、電子制御ユニットの形態のままである。それらは、タイマー50または同等品を含み、多数の既定時間T1、T2、..、Tnがプログラムされて、これらの時間は、既定時間間隔で互いに間隔をおき、それらは均一であることが好ましい。例えば、選択された時間間隔が、数十日で設定される。] [0067] また、制御手段26は、手段28が接続されるセンサー20により提供される酸素濃度値の取得手段28を含む。また、これらは、提供されるこの値と、例えば30〜70%の間で、好ましくは60%前後で設定される、容器内の既定酸素濃度値との比較に用いられる。] [0068] また、これらの制御手段26は、ソース24に含まれる酸素の分離の指示手段30と、ソース24に接続され、この信号をまだ使い切っていないこれらのソースの一つに送るために用いられる、シーケンサー32とを有する。実際に、装置16は、多数の酸素分離を、時間をおいて実施可能に考案され、各酸素分離は、ソース24の一つを活性化することのみにより実行されるのが好ましい。] [0069] 以下、特に図3を参照して、装置16の動作を説明する。] 図3 [0070] 容器内での放射性物質の運搬および/または貯蔵の間、タイマー50は、酸素分離が指示可能な既定時間T1、T2、..、Tnを検出する。これらの時間の一つが過ぎると、酸素が分離される前に、手段28により、制限酸素濃度条件がチェックされる。実際は、センサー20が手段28に対して酸素濃度値を出力し、同値を既定値と比較する。前回の分離以来の異常な超低酸素消費を伝える、提供値が既定値よりも大きい稀なシナリオでは、次の既定時間までは、対応動作は取られず、酸素は分離されない。このシナリオは異常状態を示すため、これが生じた場合は、警報が作動してもよい。他方、提供値が既定値以下の場合は、手段30により、酸素分離指示が自動的に出力される。シーケンサー32を介して、電気信号の形態であるこの指示が、使い切っていない固形ソース24の一つに送られ、該ソースの点火ペレット42を活性化する。そして、上述したように、気体酸素が、数リッターまでの既知の量でこのソースから分離される。この分離は、数分またはそれ以上かかってもよい。分離指示直前の制限酸素濃度条件のチェックにより、既定量の分離後の、新しい酸素濃度が、過酸素化と同じ意味の危険度の限界に達していないかが分かる。] [0071] 酸素分離が完了すると、手段26は、さらなる既定時間T1、T2、..、Tnを待ち始める。] [0072] 単に制約のない例として上述された本発明に対して、当業者により種々の変更がなされてもよいのは明白である。この点に関し、本発明は、上述した廃棄物コンテナにだけではなく、放射性物質のどのようなタイプに対しても適用可能であることに留意されたい。] 先行技術 [0073] FR-A-2 874 120 EP-A-0 383 153]
权利要求:
請求項1 密閉容器(8)と、前記密閉容器を保護するシステム(12、16)と、を含み、前記システムが、水素および酸素を再結合して水とする、前記密閉容器内に配置される触媒手段(12)を含み、前記密閉容器を保護する前記システムが、さらに、前記密閉容器(8)内の酸素の制御分離装置(16)を含むこと、を特徴とする放射性物質(10)の運搬および/または貯蔵装置(1)。 請求項2 前記酸素の制御分離装置(16)が、−前記密閉容器内の酸素濃度のデータ取得手段(20)、−前記密閉容器内で酸素を分離する制御可能な酸素分離手段(22)、および−前記酸素分離手段の制御手段(26)、を含むこと、を特徴とする請求項1に記載の装置(1)。 請求項3 前記酸素濃度のデータ取得手段が、前記密閉容器内の酸素濃度値を提供するように、前記制御手段(26)に接続され、前記制御手段(26)が、前記値が既定酸素濃度閾値を下回る場合に、前記分離手段(22)に好ましくは既定量の酸素分離を指示するように考案されること、を特徴とする請求項2に記載の装置(1)。 請求項4 前記酸素濃度のデータ取得手段が、前記密閉容器内の酸素濃度を検出する検出手段(20)であること、を特徴とする請求項3に記載の装置(1)。 請求項5 前記検出手段(20)が、前記密閉容器内に配置される、一つまたは複数の酸素濃度センサーを含むこと、を特徴とする請求項4に記載の装置(1)。 請求項6 前記酸素の制御分離装置(16)が、多数の酸素分離を時間をおいて実施可能に考案され、前記値が前記既定酸素濃度閾値を下回る場合に、各酸素分離が、前記制御手段(26)により指示されること、を特徴とする請求項3〜5のいずれか1項に記載の装置(1)。 請求項7 前記制御手段(26)が、2つの直接連続する酸素分離の間の最小時間間隔を設定するように考案されること、を特徴とする請求項2〜6のいずれか1項に記載の装置(1)。 請求項8 前記制御手段が、各酸素分離後に作動する時間遅延器(34)を含むこと、を特徴とする請求項7に記載の装置(1)。 請求項9 前記酸素の制御分離装置(16)が、−前記密閉容器内で酸素を分離する制御可能な酸素分離手段(22)、および−前記分離手段(22)に、任意で条件に従い、多数の既定時間(T1、T2、..、Tn)それぞれにおいて、多数の連続する酸素分離の実施を指示する、前記酸素分離手段の制御手段(26)、を含むこと、を特徴とする請求項1に記載の装置(1)。 請求項10 前記酸素分離手段の前記制御手段(26)が、前記分離手段(22)に、条件なしで、前記多数の既定時間(T1、T2、..、Tn)それぞれにおいて、酸素を分離する指示をするように考案されること、を特徴とする請求項9に記載の装置(1)。 請求項11 前記酸素の制御分離装置(16)が、前記密閉容器内の酸素濃度のデータ取得手段(20)をさらに含み、前記酸素濃度のデータ取得手段(20)が、前記密閉容器内の酸素濃度値を提供するように、前記制御手段(26)に接続され、前記提供値が前記既定酸素濃度値以下の場合に、前記制御手段(26)が、前記多数の既定時間(T1、T2、..、Tn)それぞれにおいて、前記分離手段(22)に酸素を分離する指示をするように考案されること、を特徴とする請求項9に記載の装置(1)。 請求項12 前記酸素濃度のデータ取得手段が、前記密閉容器内の酸素濃度を検出する検出手段(20)であること、を特徴とする請求項11に記載の装置(1)。 請求項13 指示された各酸素分離が、既定量の酸素の分離を生じさせること、を特徴とする請求項9〜12のいずれか1項に記載の装置(1)。 請求項14 密閉容器(8)と、前記密閉容器を保護するシステム(12、16)と、を含み、前記システムが、水素および酸素を再結合して水とする、前記密閉容器内(8)に配置される触媒手段を含み、前記密閉容器(8)内で、制御酸素分離が実施されること、を特徴とする放射性物質(10)の運搬および/または貯蔵装置(1)の保護方法。
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同族专利:
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